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荻野と難波

  • 執筆者の写真: みのる 実川
    みのる 実川
  • 3 日前
  • 読了時間: 5分

現代創作にいるけど全然話してない荻野と難波の絵を描いたので、せっかくだから紹介します。



荻野 総二郎


阿知高校に通っている、エミ、潤、右京と同学年の男子。潤の友達。

ピアノのコンクールで非常に優秀な成績を収めている音楽家一家の次男。

ピアノがものすごく上手だが、あまり執着はしておらずもうあんまり頑張りたくもないし、普通の高校生活を送りたいと思っている。

兄が天才ピアニストとして活躍しているので、もう兄貴が全部音楽のことはやればいいじゃん……俺は世界で活躍したくもないし、どうせ兄貴には勝てないし適当に生きたい。なんにもしたくないし、だらだら日々を消化したい……と無気力。

ピアノ以外はからきし駄目で、運動も勉強もあまりできない。でもそこまで馬鹿で不器用というわけではないので、最低限は働けるはずだ……と思ってはいるが、実家が太いのと親にアルバイトを禁止されているので社会に出たことはない。

ピアノをやめたからと言って、他にやりたいことがあるのかと言われると別にない。将来の夢とかもない。

自分の実力を過小評価しているフシがあり、兄や世界で戦っているプレイヤーを見て自分はまだまだだと思っているし、その最高峰にたどり着くまで才能のない俺は、あとどれだけの人生を捧げて頑張らなければいけないのだろうかと思って、絶望している。現時点であんまり色んな事を頑張りたくない。


性格はわりとあっけらかんとしていて、はっきりと物を言うし、やりたくないことはやらない主義。授業や宿題は割とサボる。ちょっと皮肉屋で面倒ぐさがりだがなんやかんや面倒見はいい。


潤と難波とは補習を通して仲良くなった。幼小中とピアノに全てを捧げていたので、あんまり友達がいなかったが二人はピアノとか音楽の才能を抜きにして馬鹿できるから好き。

難波はすごく前向きで話が面白いので一緒にいて気楽で楽しいし、潤は肩の力を抜いて適当に生きているように見えるが、自分なりの考え方がしっかりしていて面白いなと思っている。

潤や難波はあんまり家が裕福ではないし育ちが悪いので、自分の家を普通だと思っていたが田舎にしては全然富裕層なんだなということを自覚した。育ちの良さがにじみ出ると、「坊っちゃんがよ~」といじられている。二人はバイトをしているので、自分も親の金じゃなくて、バイトで稼いだ金で遊びたいと思っている。二人には親のすねをかじれるだけかじったほうがいいと言われている。


右京とエミとは顔見知り程度の仲。右京はまあ話せないことはないけど、潤か難波が間に居ないと共通の話題がないなと思っている。エミは顔が可愛すぎて話をすると緊張する。




難波 類


阿知高校に通っている、エミ、潤、右京と同学年の男子。潤の友達。

喧嘩がめちゃくちゃ強いヤンキーのサラブレッド。中学の時荒れに荒れまくって地元の不良をボコしまくっていたが、一目惚れした女の子を追いかけて阿知高校へ入学した。普通に勉強が全然できないので、入試は補欠合格し親には奇跡だと言われた。

尚阿知高校はそんなに偏差値が高い高校ではない。だが難波の中学の成績や内申は終わっているので、普通の高校に入学できたのが奇跡なのである。


高校に入ったらヤンキーっぽい生徒はあまりおらず、これまで接してきた人種よりも遥かに善良で真面目なタイプの人達に囲まれてしまい、オレだけがこの場にそぐわない……と愕然とした。中学の頃荒れに荒れてはいたが、根っこの部分は単純で前向きなので、オレも高校ではヤンキーをやめてこれから真っ当に生きよう!と思って努力している。


普通に中学校の問題もギリ解けるか解けないかの学力しか無く、高校に入ってから勉強と向き合っているが、めちゃくちゃ成績が悪い。授業も真面目に出て課題もやっているが、基礎ができていないので、全然理解ができていない。得意なのは体育だけ。


性格はとにかく素直で前向き。頑張るぞと思ったことを一生懸命ひたむきに頑張れる根性がある。善性があるように見えて育ちの悪さでモラルが欠如しているので、悪気なく悪いことをしてしまう。そういうところをちゃんと直したいなと思っている。

ゴリゴリに家父長制男尊女卑の中で育ったので、男が女を守り……みたいな思想が結構強いが、好きな子は「別に男に守られなくても生きていけるし、性別で人を見るんじゃなくて1人の人間として人を見たほうがいいよ」という考え方をしているので衝撃を受けた。


毎回テストで赤点を取るので補習に行っている過程で潤と荻野と友達になった。

荻野はこれまで接してきた奴らと違って、どこか浮世離れしていて不思議なやつだなと思っている。家が裕福で誰にでも自慢できるような得意なことがあってちょっと羨ましいが、荻野はそれを鼻にかけて誇示したりしないので、オレが荻野だったら自慢しまくるのにひかえめなやつだな~と思っている。オレがどんなに頭悪くても馬鹿にしないし、困ったことがあったら親身になって一緒に考えてくれたり、悪い所を指摘してくれるので、すっげーいい奴だし親友だと思ってる。


潤はぱっと見自分の周りに居た奴らとちょっと近い雰囲気がしたけど、蓋を開けてみれば学校の勉強を怠けているだけで、ものすごく頭の回転が速くて記憶力がよくて、自分の哲学を持っていて物知りで面白いやつだとわかって、結構尊敬している。物事の考え方が自分よりも遥かに先を見ていて大人な時があるから結構驚く。でも一緒に馬鹿やってくれるし、勉強見てくれるし、結構甘えてくるので気を許されていて嬉しい。親友だと思っている。


右京は潤を介して友だちになったが、物凄く勉強を教えるのが上手で学校の先生よりすごいと思っている。優しくて真面目で落ち着いていて、これまでまず自分の周りにいなかったやつだし、全然タイプが違うから仲良くしたいけど仲良くなれないかもと思ったが、案外話してみると気があった。右京は頭が良いインドア派の優等生かと思ったが、身体を動かす事が好きな点で意気投合し、勉強を教えてもらう代わりに対人戦闘の仕方を教えている。親友だと思っている。


エミとは顔見知り程度の仲。あんまり話すことはない。

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